Lesson 4-7 アメリカ「クラムチャウダー」

クラムチャウダー (アメリカ)

Olga Lyubkina/Shutterstock.com

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クラムチャウダーは、アメリカで広く親しまれるスープです。

クラムとは、二枚貝のことで、日本ではアサリやハマグリ、カキなどがよく使われますが、本場アメリカではホンビノスガイというアサリのような二枚貝を使います。この貝は、本来アメリカの近海に生息する貝なのですが、アメリカからの船に着いて日本にもやってきたらしく、近年は日本の近海でも見られるようになりました。

チャウダーは、「煮込む」とか「大鍋」を意味するフランス語からきた名称で、スープとシチューの中間ぐらいのものをいいます。

実は赤いクラムチャウダーも!

クラムチャウダーには2種類あり、ミルクを入れてクリーム仕立てにするものはニューイングランド・クラムチャウダーといい、トマトのピューレや水煮を入れるものを、マンハッタンクラムチャウダーといいます。

Fanfo/Shutterstock.com

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ニューイングランドとは、17世紀にイギリスからの移民が最初に入植した、コネチカット州・ニューハンプシャー州・バーモント州・マサチューセッツ州・メイン州・ロードアイランド州の6つの地域のことです。
アメリカ合衆国でも最も歴史のある地域で、1776年のアメリカ独立戦争の発祥の地でもあります。

クラムチャウダーは、この地域の漁師が大鍋で作ったのがはじまりといわれますが、定かなことはわかっていません。

フランスのブイヤベースのように、地域によってレシピにはこだわりがあるようで、メイン州では「クラムチャウダーにトマトを入れることを法律で禁止すべき」という議論まであったのだとか。メイン州の人たちのように、2種類のクラムチャウダーをいただきながら、「クラムチャウダー論争」をするのも面白そうですね。

 

≪材料(2人分)≫

 どちらもハマグリに火を通して野菜を炒めるところまでは手順が同じ。今日はどちらのクラムチャウダーにしましょうか。

〔共通〕

  • ハマグリ:小10~12個
  • ベーコン:4枚
  • タマネギ:1/4個
  • じゃがいも:小1個
  • セロリ:1/2本
  • クラッカー:適宜

〔ニューイングランドクラムチャウダー〕

  • 小麦粉:大さじ2
  • ブイヨン:1 1/2カップ(※1.5カップ)
  • 牛乳:1カップ
  • 生クリーム:大さじ2
  • 塩・こしょう・パセリ:少々

〔マンハッタンクラムチャウダー〕

  • トマトの水煮:1/2缶
  • ブイヨン:1 1/2カップ(※1.5カップ)
  • 塩・こしょう・パセリ:少々

 

≪作り方≫

〔共通〕

  1. ハマグリは、砂出しをします。(海水程度の塩水に浸しておく)
  2. ベーコンを1㎝幅に切ります。タマネギはみじん切り、ジャガイモとセロリは1㎝角に切ります。
  3. 砂を吐き出させたハマグリを、ブイヨンとともに鍋に入れ、強火にかけます。口が開いたものから取り出して、身を小切りにします。
  4. 鍋にベーコンを入れて中火にかけ、油がでてきたらタマネギを入れて炒めます。たまねぎが透き通ってきたら、じゃがいもとセロリを加えて炒めます。

〔ニューイングランドクラムチャウダー〕
4のジャガイモが煮えて透き通ってきたら、小麦粉をふり入れて炒めます。3の汁を少しずつ加えて小麦粉をダマにならないように溶きのばし、中~弱火で煮込みます。野菜が柔らかくなったら、牛乳とハマグリの身を加えます。すぐに火を止めて生クリームを加え、塩、こしょうで味を調えます。仕上げに器に盛って、クラッカーを添えます。

〔マンハッタンクラムチャウダー〕
4のジャガイモが煮えて透き通ってきたら、裏ごししたトマトの水煮と、3の汁とを加えます。中~弱火で煮込み野菜が柔らかくなったら、ハマグリの身を加えます。塩、こしょうで味を調えたら器に盛って、パセリを散らします。器に盛って、クラッカーを添えます。

 

■Lesson 4-7 まとめ■

  • クラムとは、二枚貝のことで、本場アメリカではホンビノスガイというアサリのような二枚貝が使われる。
  • チャウダーは、「煮込む」とか「大鍋」を意味するフランス語からきた名称で、スープとシチューの中間ぐらいのものを指す。
  • クラムチャウダーには、ミルクを入れてクリーム仕立てにするニューイングランド・クラムチャウダーと、トマトのピューレや水煮を入れるマンハッタンクラムチャウダーの2種類がある。