スープジャーの性質をマスター!
使い勝手がよく万能に見えるスープジャーですが、実は得意なものと不得意なものがあります。その性質をしっかりマスターすることで、より美味しいスープジャーのランチがいつでも簡単につくれるようになります。
スープジャーが得意なレシピは?
スープジャーは、温度を一定に保つ事がメリットとなるレシピが得意です。例えば、乾物や穀類などの素材を使ったポリッジのようなレシピがオススメです。出汁からつくるのが難しい場合は、フリーズドライスープ、粉末のスープを上手に活用することで簡単にアレンジができるようになります。
スープジャーが苦手なレシピは?
反対に苦手なのは、急激に熱を加えることが美味しさの秘訣となるレシピです。例えば、強火で煮立ててアルデンテにするパスタや、加熱でとろみが出るカレールーや片栗粉などを使用したレシピがあげられます。また、大きく切った野菜や生肉など火が通りにくいものも、食べるまでに調理が完成しないことがあったり、衛生的にも心配な面があるため避けたほうがよいでしょう。
以上の事を加味してスープジャーの基本レシピをマスターして行きましょう。
スープジャー基本のスープ
①おかゆ
先ほども学んだように、スープジャーは乾物や雑穀の調理が得意です。その中でも最も基本となる「おかゆ」レシピをまずはマスターしましょう。
≪材料≫
- 米:大さじ2
- 水:300ml
- 塩や梅干し、塩昆布などお好みの具材
≪作り方≫
- 米をスープジャーで洗います。スープジャーに米と水(分量外)を注いで内ぶたをし、軽くシェイクします。おかゆにするので、しっかりとよく振ります。
- 水切りをします。お米が流れ出ないように注意しましょう。これを2~3回行います。
- 熱湯(分量外)を注ぎます。米が固まらないように軽く混ぜ、1分ほど置いて温めます。→この工程をしないと、米が生煮えになることがあるので、とても大切なポイントです。
- 再度湯切りをします。その後、調味料や下ごしらえをした具などを入れて、再び熱湯(分量の300ml)をジャーの内側のラインまで注ぎます。
- ふたをしっかり閉めて2、3回上下を反転させる動きをしたら、準備は完了です。3時間後くらいに食べごろとまります。
*具は別に持っていき、食べる直前にのせてもよいでしょう。
*これをアレンジして、雑穀や今話題のキヌアなどを混ぜる事もできます。その際は、分量のお米を少し減らし、変わりに雑穀などを入れるとよいでしょう。ただし、玄米は十分に調理がしにくいため適しません。
② トマトリゾット
基本のおかゆがマスターできたら、アレンジの幅がぐっと広がります。ここではよいうま味をだしてくれるトマトを利用して、トマトリゾットのジャーレシピをマスターしましょう。
≪材料≫
- 米:大さじ2
- ダイストマト缶:100ml
- 水:200ml程度
- コンソメ:小さじ1/2
- 塩:ひとつまみ
- コショウ、パセリ、チーズなど:少々
≪作り方≫
- 米をスープジャーで洗います。スープジャーに米と水(分量外)を注いで内ぶたをし、軽くシェイクします。おかゆにするので、しっかりとよく振ります。
- 水切りをします。お米が流れ出ないように注意しましょう。これを2~3回行います。
- 熱湯(分量外)を注ぎます。米が固まらないように軽く混ぜ、1分ほど置いて温めます。→この工程をしないと、米が生煮えになることがあるので、とても大切なポイントです。
- この間に、ダイストマトと水(分量の200ml)を小鍋に入れ沸騰させます。塩ひとつまみもここで加えます。
- ジャーを再度湯切りします。そこにコンソメ、コショウを加え、沸騰した④をジャーの内側のラインまで注ぎます。(全部入らない場合は無理に入れないようにします。)
- ふたをしっかり閉めて2、3回上下を反転させる動きをしたら、準備は完了です。3時間後くらいに食べごろとまります。食べる際には粉チーズやパセリを振りかけると美しく仕上がります。
*ベジブロスや自分で作った出汁がある際は、水の変わりにそれを使用する事もできます。その際はコンソメは必要ありません。
③レンズ豆のスープ
レンズ豆はとても栄養価が高く、小さいので戻し時間が必要なく食べたい時にすぐに食べれるので、使い勝手がよく人気があるビーンズです。 カレースープ、トマトスープ、コンソメ系など、どんなスープとも相性抜群です。
ジャーに入れる前にベーコンと玉ねぎ、にんにくを炒める一手間を加えることで、より一層うまみが引き出されたスープに仕上がります。
≪材料≫
- レンズ豆:30gほど
- コンソメ:小さじ1ほど
- トマトソースやケチャップ:小さじ1ほど
- ベーコン:30gほど
- にんにく(おろしorパウダー):少々
- 玉ねぎ(みじん切り):1/4〜1/8
- 水:200mlほど
≪作り方≫
- あらかじめスープジャーに沸騰させた熱湯(分量外)を注いでふたをしておきます。
- 下ごしらえした材料を炒めます。鍋にベーコンを入れて炒め、脂が出てきたらにんにくを追加します。にんにくの香り出たら玉ねぎも追加し炒めます。
- ②に水(分量のもの)を加えて沸騰させます。
- ①のジャーからお湯を出し、レンズ豆、コンソメ、トマトソースと③をジャーに入れ、1分ほどふたをして放置します。
- ④を再び鍋にだして沸騰させ、沸騰したらジャーに入れ直します。後は4時間ほどで食べごろです。
*少し手間がかかりますが、④、⑤の工程をすることでレンズ豆に確実に熱が通ります。
*リゾット同様、自家製の出汁がある場合は、コンソメ使わず水を出汁に置き換えます。
基本のおかゆやスープの作り方を応用し、マカロニなどのショートパスタも茹でることができます。スープジャーの1/3くらいの分量が目安です。スパゲッティも短くカットすれば利用できますが、柔らかめになる点を想定しておきましょう。
スープジャーを使って調理する方法をご紹介しましたが、お鍋でコトコト煮込んだスープやおかずを、暖かいうちに直接入れてももちろん大丈夫です。工夫次第で、いろいろなおかずやスープをおいしくいただくことができます。
このテキストでは、スープソムリエとして必ず押さえるべき大切な基本だけをお伝えしています。実際のレシピは、ネットで検索しても本でも、本当に沢山出ていますので、自分が好みのレシピを探し、作ってみて、そこからアレンジしていくようにしましょう。
うま味の基本やジャーの性質をしっかり修得していれば、どんなレシピも思いのままに作ることができます。
■Lesson 8-3 まとめ■
- これまで学習してきたスープジャーのポイントを思い出し、性質をマスターすることで、手軽に簡単に、美味しいジャースープやポリッジを食べることができる。



